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北京旅遊記(7)故宮編−4(軍機処〜隆宗門〜雨花閣)

 乾清門から西へ走る。左下の写真中央に見える、壁沿いの、低く細長い建物。
軍機処  これが、有名な軍機処(マップE10)である。

 三田村泰助氏の『明と清』(河出文庫)に「軍事機密の場所、いわゆる大本営を中国では軍機処という。雍正帝は、この軍事機構をもって清朝体制の中枢となした」とまで書かれた場所である。

 そして、その重要性を知る人ほど、建物のみすぼらしさに呆然とするところでもある。

 確かに「みやげもん屋の場所が足りへんので、先月建て増ししましてん」と言われても、全く不自然でない。

 ところで、私は何を探しているのか。

 故宮の番人として著名な宣和堂さんのところの掲示板で、
「故宮の中にスターバックスの店がある?」という話題が出た。

 それで、その後北京に旅行された飯香幻さんが、軍機処近くのスタバでカプチーノを飲み、写真も撮ってこられたのである。
 私もスタバの緑のマークを探した。家族を立ったまま待たせておいて、悠然とカフェを楽しむつもりはないが、う〜ん、どこなんだろ。
 軍機処の建物の中をのぞいたが、なんかスカスカに整理された、超簡素な展示室という感じだが・・・。

  あと、もうひとつ探したかったのが、隆宗門(マップD11)。
 『歩き方』には、この門の額に刺さった矢じりは、1813年に農民蜂起軍が放ったものと伝えられている、とある。
 未開放地域なので、旅行者は入れない
とも。

 飯香幻さんからは、門の近くに軽食などをとれるテーブルが並んでいる。
 そこからは「矢じり」もよく見えるので、スタバでコーヒーをテイクアウトし、テーブルに座って鑑賞されては、というアドバイスもいただいていた。
これがオープンカフェ?奥が隆宗門?

 一番上の軍機処の写真左に門が写っている。その門の前では、机を出して、飲み物を売っている。この門が隆宗門なのか?やけにくすんだ門だな。
 『歩き方』の写真では、赤、金、紫に彩られた派手派手な額だった。すっかり、華麗な門を連想していたのだが。だいいち、これじゃ誰だって簡単に見れるじゃないか。
 入ることはできないが、額は誰でも見れるのか?しかし、どこなんだろう。

 「立入禁止区域なので、簡単には見れない」、「派手な色の額」。この二つの固定概念にとらわれているせいか、それらしき額が見当たらない。
 ふと、見ると門の向こうにテーブルが並んでる。これが、飯香幻さんの言ってた「オープンカフェ」か?
 何かほこりっぽいし、誰もいないが・・・。奥に門が見える。あれが隆宗門なのだろうか。

 ここに座って、奥の門の額を見ると「矢じり」が確認できるのだろうか。それには、アフリカ狩猟部族なみの視力を要するのではないだろうか。
これが隆宗門???

 う〜ん、かなり時間が経過している。もう戻らねば。奥の門は、デジカメの10倍ズームに任せることにした。(結果は右上の写真である。ぜ〜んぜん見えない。) 

遠景の雨花閣  どうやら、アップで撮った門は慈寧宮に続く門で、やはり手前が隆宗門であったような気がする。

 今思えば、もう少し落ち着いて探せばよかったと思う。

 しかし、その時は、
(1) 初めて「故宮」に入り「舞い上がって」いた。
(2) 家族や李さんをこれ以上待たせられないとあせった。
(3) 最終日午前中の自由行動の日にもう一度来るつもりなので、その時再度探せばよいと思っていた・・・ことにより、それ以上の探索を断念したのである。

※注 平成16年4月13日現在の追記
 後になってわかったのだが、スタバは乾清門をはさんで軍機処の反対側にあったらしい。
 また、矢はテーブルが写っている門を少し入って、振り返ると見えたようだ。ご参考まで(追記終わり)


 上は待たされている時にたけしが撮った写真。中央遠景が雨花閣(マップB6)。屋根の上の龍の飾りで有名なラマ教拝殿である。

 右は、『太陽』(79年11月号。平凡社)所収で、ほぼ同じアングル。
 撮影時期は書かれていないのだが、壁に「中国共産党万歳」と大書されていた痕跡がわかる。
 

昔の雨花閣

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